千住火力発電は足立区千住において、大正15年から昭和38年にかけて稼働した。この火力発電所は巨大な4本の煙突を持っており、付近住民などからは「お化け煙突」の名で呼ばれ、操業当時は映画などの作品にも時折登場するなど地域のシンボルとして親しまれた。たびたび「こち亀」にも両さんの少年時代の話として登場するので、若い方でもご存知の方は多いと思う。
そもそも「お化け煙突」と呼ばれる理由としては:
1.既述のように建設当初は予備発電所として想定されていたことから、滅多に稼動することがなかったため、煙突から時たま煙を吐く姿が「お化け」のようで、火葬場が連想された。
2.見る方向によって煙突の数が1 - 4本と変化する「不思議な煙突」という意味。
この二つが考えられますが、2の意味が強いのだろう。
煙突が菱形に配置されており、また、中心に2本並列していた煙突と前後にあった煙突が重なり合って、真横から見ると1本、斜めから見ると2本ないしは4本、真正面から見ると3本に見えた。国鉄常磐線や京成本線を走る列車内からもこの煙突は良く見え、移動に伴う本数の変化が眺められたようだ。
こちらにあるモニュメントも、お化け煙突の20分の位1のサイズで、オリジナルと同じ比率で配置されており、2本、3本、4本を見ることはできるが残念ながら1本で見ることはできなかった…。やはりこの細さがネックなのだろう。
ここにあるのは復元ミニチュアモニュメントだけではない。この丸い円筒は、お化け煙突の一部である。お化け煙突解体後、その一部が足立区立元宿小学校(現在は統合により廃校)においてで滑り台として使用されていたが、学校の統廃合により、現在はさらに形を変えて、帝京科学大学千住キャンパスの敷地内にモニュメントとして保存され、現在にいたる。
2.見る方向によって煙突の数が1 - 4本と変化する「不思議な煙突」という意味。
この二つが考えられますが、2の意味が強いのだろう。
煙突が菱形に配置されており、また、中心に2本並列していた煙突と前後にあった煙突が重なり合って、真横から見ると1本、斜めから見ると2本ないしは4本、真正面から見ると3本に見えた。国鉄常磐線や京成本線を走る列車内からもこの煙突は良く見え、移動に伴う本数の変化が眺められたようだ。
こちらにあるモニュメントも、お化け煙突の20分の位1のサイズで、オリジナルと同じ比率で配置されており、2本、3本、4本を見ることはできるが残念ながら1本で見ることはできなかった…。やはりこの細さがネックなのだろう。
ここにあるのは復元ミニチュアモニュメントだけではない。この丸い円筒は、お化け煙突の一部である。お化け煙突解体後、その一部が足立区立元宿小学校(現在は統合により廃校)においてで滑り台として使用されていたが、学校の統廃合により、現在はさらに形を変えて、帝京科学大学千住キャンパスの敷地内にモニュメントとして保存され、現在にいたる。
なかなか面白いモニュメントであると同時に、千住火力発電所の歴史をしることもできる。駅から少し遠いのが難点だが、千住大橋駅や北千住から徒歩で来て、そのまま町屋に抜けるのも悪くない。
アクセス
北千住駅から徒歩約20分:
北千住駅西口から直進、国道4号(日光街道)を横断し千住竜田町交差点を右折、墨提通りを直進して帝京科学大学前交差点を左折。
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